Industrial Automation
6 March 2024
「エネルギー貯蔵」と「バッテリーライフサイクル」が 2023年下期でリチウムイオンバッテリー業界のハイライトとなった

マヤ・シャオ(Maya Xiao)
マヤは、自動車の電動化、システム自動化、ロボティクスの分野で学際的な技術的背景を有します。中国を拠点に、インタラクト・アナリシスのリチウムイオンバッテリーとフォークリフト調査のリードアナリストを務め、産業用ロボットと協働ロボットの市場もカバーしています。
Interact Analysisはリチウムイオンバッテリー市場を継続的に追跡し、世界の主要バッテリーサプライヤーの動きを収集整理しています。過去5ヶ月間に収集した170件以上の主要ニュースに基づくと、「エネルギー貯蔵」市場と「バッテリーのトータルライフサイクル」がニュースの最大ハイライトとなっていました。
エネルギー貯蔵がリチウムバッテリーの新たな原動力となった
当社が収集した企業ニュースによると、2023年下半期のエネルギー貯蔵のオーダー量が急増し、トータルで145GWhを超えており、力強い成長傾向を示しています。うち、10GWh以上のオーダーは以下の通りです。
- CATLは複数の企業から累計65GWhを超えた注文を受けており、そのうち1件のみで10GWhを超えたオーダーは、HyperstrongとオーストラリアのQuinbrook社からのものです。
- REPTはインドネシアのVENA ENERGY、米国のSunpinSolar、米国のPowinから、それぞれ26.4GWhのエネルギー貯蔵コアを受注しました。
- SVOLTはドイツのエネルギー貯蔵会社「Lion Smart」から20GWhを受注しました。
- BYDはBison Brothersから10GWhのエネルギー貯蔵コアを受注しました。
- ノルウェーFreyrがImpact Clean Power から10-14GWhを受注しました。
急速に成長するエネルギー貯蔵需要を満たす以外に、リチウムイオン電気メーカーは積極的に新しいエネルギー貯蔵製品を発表し、高効率・大容量のエネルギー貯蔵製品を次々と発売して、エネルギー貯蔵市場の高性能・長ライフサイクル製品に対する切実な需要を満たそうとしてます。容量の面では、300+Ahの大容量バッテリーが業界の主流になっています。
- CALBとGreat Powerが314Ahのエネルギー貯蔵コアを量産・納品しました。
- SunwodaとZENERGYはいずれも、同じ規格の314Ahエネルギー貯蔵コアを発売しました。
- LISHENは320Ahのエネルギー貯蔵バッテリーを発売しました。
- EVE Energyは超大型エネルギー貯蔵コアであるLF560Kを発売して、その容量は628Ahです。
バッテリーのフル・ライフサイクルの応用
環境への影響を減らし、資源の利用効率を高めるためには、バッテリーのライフサイクルは非常に重要であり、市場からも注目され始めています。現在、業界全体でバッテリーの寿命を延ばそうとして、環境により優しく、リサイクルできる高効率的なバッテリー技術の開発に力を入れており、したがって、持続可能なバッテリー技術の開発を促進させようと努力しています。
バッテリーのライフサイクル:2023年10月、CATLはドイツのFraunhofer IKTSと提携して、バッテリー寿命の予測を向上させさることに取り組んでおり、最終的には、生産プロセスの最適化、バッテリー寿命の延長、コストと資源需要の削減につなげようとしています。
バッテリーのリサイクル: ますます多くの企業は、バッテリーのリサイクル技術に注目して、効率的なリサイクル方法は、リソースの無駄を削減することができ、廃棄バッテリーから重要なバッテリーレベルの材料を回収できるような統合されたクローズドループ製造システムの構築にも有利的です。NorthvoltとEMRはドイツで初のリサイクル工場を開設しました。
- SK OnとドイツのBASFがバッテリーバリューチェーン技術全般での提携を発表しました。
- LG Energy SolutionとHuayou Recycling Technologyが初のバッテリー回収合弁会社を設立しました。
- EVE Energyは北米のリサイクル専門家であるli-cycleとバッテリーリサイクル技術の連携をしました。
- Phylion BatteryとBotree Cyclingによる合弁会社はリチウムイオンバッテリー回収及び材料調製プロジェクトの建設を開始しました。
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